フランス語の文法とは?フランス語の基礎文法とは
外国語を勉強する際にまず重要なのは、発音の仕方もそうですが、どういった文法の構造になっているのかなど、基礎文法をしっかりと理解することです。
基礎文法をきちんと理解することで、実際にフランス語を活用する際に正しい文法で話すことが出来ますし、基礎文法を元に応用する際にも対応出来るようになります。
そこで、フランス語の文法とはどのようなものなのか、またフランス語の基礎文法にはどういった特徴があるのかについてまとめました。
フランス語の文法とは?
フランス語の文法は、日本語の文法よりも英語の文法に近いと言えます。例えば、「私は学校へ行く」という文があったとすると、日本語の場合は「行く」という動詞が文章の最後に来るという特徴があります。
フランス語では「主語(私は)+動詞(行く)+直接目的語(学校へ)」というように、動詞が目的語よりも先に来ます。
そのため、英語の文法にある程度慣れている方であれば、フランス語の文法についてもそれほど違和感を感じることはないでしょう。
ただ、残念ながら英語とフランス語の文法が全く同じというわけではありません。確かにフランス語の文法は英語と似ているとも言えますが、実際には英語よりも複雑なのです。
そのため、フランス語を勉強するには、やはりフランス語の文法の構造や仕組みをきちんと理解しておく必要があります。
フランス語の基礎文法とは?
フランス語の基礎文法は6つのパターンに分けることが出来ます。フランス語の文法のパターンは、「主語+動詞」「主語+動詞+直接目的語「主語+動詞+間接目的語」「主語+動詞+直接目的語+間接目的語」「主語+動詞+主語の属詞」「主語+動詞+直接目的語+直接目的語の属詞」の6つです。
上記の6つがフランス語で基本となる基礎文法の構造となりますので、これらを予め理解しておけばフランス語の勉強もスムーズに進めることが出来るでしょう。
「主語+動詞」のパターン
例:Je bois/私は飲む
「Je bois」は「私は飲む」という意味です。「Je/私は(主語)+bois/飲む(動詞)」という文法構造になります。
「主語+動詞+直接目的語」のパターン
例:Je bois du thé/私は紅茶を飲む
「Je bois du thé」は「私は紅茶を飲む」という意味です。「Je/私は(主語)+bois/飲む(動詞)+thé/紅茶を(直接目的語)」という文法構造になります。
「主語+動詞+間接目的語」のパターン
例:Je pense que le mariage/私は結婚を考える
「Je pense que le mariage」は「私は結婚を考える」という意味です。「Je/私は(主語)+pense/考える(動詞)+mariage/結婚を(間接目的語)」という文法構造になります。
「主語+動詞+直接目的語+間接目的語」のパターン
例:Il présente John à Chris/彼はジョンをクリスに紹介する
「Il présente John à Chris」は「彼はジョンをクリスに紹介する」という意味です。「Il/彼は(主語)+présente/紹介する(動詞)+John/ジョンを(直接目的語)+Chris/クリスに(間接目的語)」という文法構造になります。
「主語+動詞+主語の属詞」のパターン
例:Je suis japonais/私は日本人です
「Je suis japonais」は「私は日本人です」という意味です。「Je/私は(主語)+suis/です(動詞)+japonais/日本人(主語の属詞)」という文法構造になります。
「主語+動詞+直接目的語+直接目的語の属詞」のパターン
例:Je trouve ce chien mignon/私はこの犬をかわいいと思う
「Je trouve ce chien mignon」は「私はこの犬をかわいいと思う」という意味です。「Je/私は(主語)+trouve/思う(動詞)+ce chien/この犬を(直接目的語)+mignon/かわいい(直接目的語の属詞)」という文法構造になります。
フランス語の文法構造は動詞によって決まる
フランス語の基礎文法は、上記で記載した通り6つのパターンに分かれています。
そして、どの文法構造を選択するかは、実は動詞の種類によって異なるのです。動詞の種類というのは、自動詞や他動詞、間接他動詞などです。
動詞の種類が自動詞であれば、「主語+動詞」の文法構造をとるといったように、フランス語は動詞の種類によって文法構造が決まると言えます。
そのため、フランス語では動詞の種類に注目して勉強を進めていくことが非常に重要となるのです。