TOEICスコアの平均は?TOEICの目安とは?
TOEICは就職や転職、キャリアアップなどに活用されていますよね。特に、海外勤務を希望している方は、TOEICスコアが重要になる場合も多いでしょう。
ただ、TOEICをはじめて受けるという方の場合、そもそもどれくらいの点数を取れば良いのかよく分からないという方も多いですよね。
そこで、TOEICスコアの平均はどの程度なのか、そして目指すべきTOEICの目安についてまとめました。
TOEICスコアの平均は?
TOEICスコアの平均は、厳密に言えば毎回異なる訳ですが、ここ数年の総合の平均点はおおよそ500点台の後半となっています。
TOEICの試験は、リスニングとリーディングのカテゴリーに分かれていますが、ここ最近のリスニングの平均点は250点~270点前後、リーディングの平均点は310点~320点前後です。
また、TOEICは学生はもちろん社会人も受験する試験となりますが、TOEICスコアの平均は学生よりも社会人の方が高い傾向にあります。
現役の学生の方が英語に触れる機会が多いため、社会人の方がTOEICスコアの平均が高いというのは意外に感じるという方も多いでしょう。
ただ、社会人は就職やキャリアアップのためにTOEICを受ける場合が多いため、学生がTOEICを受けるモチベーションとは異なるのかもしれません。
また、TOEICは様々な職種の方が受験しますが、圧倒的にTOEICスコアの平均が高いのはやはり海外勤務の方です。
海外勤務の方の平均スコアは、おおよそ600点台の中盤から後半となっていますので、全体の平均スコアよりもかなり高い状況となっていますね。
TOEICの目安とは?
TOEICは自分が英語を使って何をしたいのか、どういった目標を持っているのかによって、目指すべきスコアの目安が異なります。
では、TOEICの点数ごとに、どの程度のレベルに達するのかについていくつか見ていきましょう。
TOEICスコア:400点台
TOEICスコア400点台は、英語で書かれた看板や標識を何とか理解できるレベルです。英会話においては、スムーズなコミュニケーションは難しいのですが、相手にゆっくりと繰り返し話してもらえば簡単なやり取りは可能でしょう。
TOEICスコア:500点台
TOEICスコア500点台は、長文は無理ですが短いセンテンスであれば、英会話でのコミュニケーションが取れるというレベルです。英語で書かれた時刻表なども理解することが出来るでしょう。
TOEICスコア:600点台
TOEICスコア600点台は、海外旅行先でもゆっくりとしたペースであれば、英語でコミュニケーションが取れるレベルで、食事の注文や買い物も可能です。また、仕事においても簡単なメモ程度であれば理解出来るでしょう。
TOEICスコア:700点台
TOEICスコア700点台は、最低限のビジネス関係の会話やコミュニケーションが取れるレベルです。英語で書かれた業務関連の書類などもおおよそ理解することが出来るでしょう。
TOEICスコア:800点台
TOEICスコア800点台は、ネイティブの方と問題なくスムーズにコミュニケーションが取れるレベルで、ビジネス関係のやり取りや意思疎通も支障なく出来るでしょう。
TOEICスコア:900点台
TOEICスコア900点台は、ビジネス関係の会話から日常会話まで何ら問題なく英語でスムーズにコミュニケーションが取れるレベルです。ネイティブの方と近いと言ってもいいでしょう。
新卒社員の目安はTOEICスコア500点以上
TOEICスコアは、上記で記載したように獲得した点数ごとにレベルが異なります。就職のためにTOEICを受けるという方も多いと思いますが、会社が新卒社員に期待するレベルは500点以上になります。
そのため、就職を有利にするためにTOEICを受けるという方は、最低でも500点以上が目安となります。
ただ、中途採用の方の場合、600点以上は欲しいところですので、転職にTOEICを活用したいという方は、600点台を目標に取り組むと良いでしょう。
また、海外で仕事をしたいという方は、ある程度スムーズな英語でのコミュニケーションが必要となりますので、最低でも700点以上、出来れば800点台、900点台のスコアを目指したいですね。